【誰でも簡単!】忙しい毎日でも取り入れやすい「冷凍作り置き」のすすめ

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突然ですが、料理は好きですか?

家で過ごす時間が増えたことをきっかけに、料理をするようになった・・・なんて方も、多いのではないでしょうか。

うちの夫も在宅で仕事をする機会が増えてきた頃から、少しずつ料理をしてくれるようになりました。

今では12時ごろになると仕事を切り上げ、「今日のお昼パスタでいい?」と手早く2人分のランチを作ってくれるように!

夫は「簡単なものだからお礼とかいらない」と言いますが、どんなものであっても出来立てのご飯が食べられるって、とってもしあわせなこと。「ありがとう」だけは欠かさないようにしています。

 

私って、「食」に対して無頓着?

昔から、食事に対する私のモットーは「出されたものはありがたく美味しく頂く」。

食卓を囲ってみんなでおしゃべりすることが好きだったので、食事は毎日の楽しみ。母の手料理が美味しかったので、「今日のご飯はなんだろう?」と帰り道はワクワクでした。

 しかし大学生の頃から、もしかして私は食事を楽しめていないのかも、と思い始めたんです。

きっかけは、同じ部活の友人達の何気ない会話。

 

「あそこの弁当の米さ、なんかべちゃべちゃする」

「揚げ物の味が濃すぎるよね」

 

 

衝撃でした。

君たちが不味いっていう格安スーパーの格安弁当(確か300円台)、私は週2で食べているんですけど。

 

当時一人暮らしをしていたので、節約のために自炊が中心。でも、週6日の部活動、練習が終われば夜9時前。調理器具は一通り揃っていたものの、夜には疲れ果てて料理をする気力は残っていません。

そんな時に、ご飯もメインのおかず(確かいつもカツ系を買っていた)もついて、300円台でお腹いっぱい食べられるこの弁当を見つけて、当時の私は「これはいいものを見つけたぞ!」と鼻高々だったんです。それが、他の人からの評価は「安いけど美味しくないお弁当」だったとは・・・。

「なんでも美味しく食べられる」はいいことだけれども、それって実は「どの食べ物にも関心がない」ってことなのかもしれない。

暮らし方に合わせて変わっていく「食」

思えば、暮らしが変化するのに合わせて、「食」に対する気持ちはどんどん変わっていっていきました。

 

一人分のご飯を作るだけでいい時期は「安くて速い」が一番。この頃の定番メニューは「レンチン玉ねぎのチーズがけ」!皮を剥いた玉ねぎに切り込みを入れ、麺つゆをかけてとろけるチーズを乗せて、丸ごとレンジでチンしたら完成。これ一品でお腹も満たされるので、よく作っていました。

 

彼氏ができて2人分の料理を作るようになってからは、ちょっと背伸びがしたくなってきて。「家にあるもので、何気なく美味しい料理ができる女ってかっこいい!」と、そんな風に考えるようになりました。けれども、料理スキルが急に爆上がりするわけでもなく・・・。そこで目をつけたのが、麺つゆと焼き肉のタレ!最初から味が決まっているこの2つを使えば、大きく失敗することはありません。親子丼、カレー、炒め物など、「手早く作れてボリューム満点」、男ウケもいい料理を繰り返し作るようになりました。

 

そして、結婚して子供も産まれた今。私の料理に対するモットーは「効率的に美味しいものを」。

コロナが広がってから、一気に外食が減りました。家族揃って家でご飯を食べる機会が増えました。理想は「美味しい手料理を毎食出す」ことだけれど、次女を妊娠中はつわりが長引き体調が悪い日が続いて、料理を作る気力もなかったんです。

できる限り美味しくて、栄養のあるものを家族に食べさせたい。でも、なるべく料理はしたくない・・・。頭を抱える日々が続きました。

 

答えを求めて本屋さんを彷徨っている時に手に取ったのが『ラクしておいしい!簡単冷凍作りおき(倉橋利江著)』でした。これ、作り置きといっても、ほとんどが袋の中に材料と調味料を入れて揉み込むだけ。食べる前に解凍して10分程度焼くか、レンチンで食べられるので、とっても簡単なんです。調子が悪い日でも夫に「これ焼いといて(レンチンしといて)」とバトンタッチできるので便利!

お気に入りのレシピは「豚肉のケチャップソース炒め」。保存袋に調味料と豚肉を入れて袋の上からよくモミ混ぜて、玉ねぎを加えてざっと混ぜたら冷凍保存。食べるときは半解凍した袋の中身をフライパンに入れて、蓋をして弱めの中火で4分、肉をほぐしながら3分、最後に強火で汁気を飛ばして完成。ケチャップが子ども受け抜群で、長女も夫も喜んで食べてくれる定番メニューです。

 

コロナに負けない!我が家で始めた新しい習慣

週末に大体2時間ほどかけて一気に作り置きを準備。平日は冷凍しておいた作り置きを出して焼く&レンチンだけ。次女を出産した後も、我が家はこのスタイルで続いています。

準備に時間はかかるけど、毎日「今日は何作ろうか?」と考えるのも結構手間なんですよね。「今日はもうご飯できてるから」と思うだけで、夕方の心の余裕が違います。子どもがEテレを見ている間にあくせくご飯の準備をすることも無くなり、子ども達とゆったり過ごせるようになったのも大きな変化かも。

 

作りおきと合わせて始めたのが、カレンダーに1週間分の献立(主菜と副菜)を書き、必要なものをメモして週末にまとめて買い出しに行くこと。乳幼児2人を連れて買い物に行くと、「あ〜これ特売じゃん!買おうかな・・・」とかやっている暇、ありません(笑)。メモに書いてあるもの以外は基本的に買わないと決め、買い物は30分程度でささっと済ませるようにしています。そのおかげか、食材ロスやお菓子の余分な買い置きも減りました。

 

 

変わっていく暮らしの中で、新しい自分を見つけられる

食事は毎日続いていくものだから、暮らし方が変われば食に関する考えも変わっていくんですね。外出自粛が続く中、私のように新しいスタイルに変わってきたという方も多いと思います。試行錯誤の日々は大変なことも多いけど、色々やってみては「あ、私にはこれが向いてたみたい」なんて新しい発見もあるのも面白い。今度は朝ご飯をアップデートしていこうかな、と考え中です。