変わることは怖いけど。変化と向き合うコツ

訪問いただきありがとうございます。2歳娘を子育て中の専業主婦、しばです。

秋らしい空気を漂わせながら、まだ残暑が続く昨今、いかがお過ごしですか?まだ夏気分でいてもいいのか、それとも秋に向けて気分を切り替えていけばいいのか。少しひんやりとしてきた風を肌に感じ、悩ましく思っているところです。

さて、今回は変化にどう対応するかという話。

変化続きの2020年、ストレスは溜まっていく一方で…

今年はコロナの影響で世界中に変化が訪れているが、私自身も大きな変化を迎えている。

まず、今年の1月にサンキュ!STYLEライターに選んでいただき、ライター業を再開した(再開した、とはいっても、以前もランサーズなどのサイト経由で少し書いていただけだけども)。

心意気高く始めた挑戦であったが、ほんの2ヶ月後には妊娠が判明。悪阻で動けなくなり、パソコンの前に座るのさえできなくなってしまった。

想像以上に長引く悪阻や体調不良に悩まされ、やりたいと思うことができない自分に自己嫌悪を抱き過ごしているところへ、今度は娘の「イヤイヤ期」が始まった。感情の起伏が激しくなり、1日に数回は泣き叫んで手に負えなくなってしまう。

そういう時期が来たんだと分かってはいたものの、毎日のように横で泣き叫ばれるのはしんどい。何が娘のイヤイヤスイッチを入れるのか、どう接すれば娘は落ち着いてくれるのか。お互いの正解が見当たらず、戸惑う日々が続いた。

体調悪化を乗り越えるべく実家に助けを求めた結果、住まいも変わった。3月から3ヶ月ほどは実家、6月から3ヶ月ほど自宅、また今月から出産のため実家に戻る。生活のペースができて落ち着いてきた頃に環境が変わるので、自分で選んだこととはいえいつも不安がついてきた。

妊娠しているから、自分の体も出産に向けて刻々と変化していく。胎動も大きくなって、夜も細切れにしか寝れなくなっていく。日々の変化についていくのに精一杯で、お腹の子にまで気持ちが回らないことに罪悪感が募る。身体は重くなり、動くこと自体がどんどん苦しくなっていた。

人生に変化はつきものだが、変化続きがこれほどまでにしんどいとは思わなかった。心が状況についていけない。自分の中のモヤモヤが少しずつ積み上がって、大きな塊が胸にどっしりと構えているような、嫌な感じがするようになった。

食欲も湧かなくなり、無気力になった。あれだけやる気に満ちていたライター業も、ワクワクして始めたこのブログも、書けなくなってしまった。

できない自分を許したら、毎日がぐっと楽しくなった

ノートに気持ちを書き出したり、人と話をしたり、なんとか今の状況を抜け出そうともがいてはみた。が、思うように進まない毎日に苛立ちが募るだけ。

変化は止めることも、自分の力では状況を変えることもできそうにない。そう気がついたある日、とりあえず全部諦めて、「無理しない」と決めた。

思うように出来ない自分を、無気力な自分をいっぺん許してあげよう。

苦しい時まで自分を追い込まなくていい。こんな時こそ、自分に甘くたっていいじゃん。

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そうと決めたら、自分が苦しいと思うことは全部やめて、「私が気持ちよく過ごすにはどうすればいいだろう?」と考えるようになった。

しんどい日は「今日は動画見よう!」と娘と家でだらだら過ごす。娘の昼寝時間は自分も休憩、一緒に昼寝する。夫がいる時には頼ってもいい。映画やドラマも好きな時に見てもいい。

やらないと、と自分を奮い立たせないとできないことよりも、自然とやってみようかと思うことを優先してみよう、と行動を変えた。

そうして無理をしないと決めてからしばらくすると、少しずつ自分の休ませ方がわかってきて、心がずいぶん楽になったことに気がついた。

私に余裕が出来たからか、娘の大騒ぎも減った。リフレッシュで読んだ本をヒントに、「危険なこと以外はやりたいことを邪魔しない」と娘の好きなようにさせてみたら、娘の成長が手にとるようにわかる様になって、日々の育児を楽しいと思えるようになった。

本当に少しずつではあるが、ライター業やブログなど、執筆をする余裕も出てきた。

未だに自分のやりたいことの半分以下しかまだ進んではいない。けど、昨日より1つでも何ができたことがあったら、なんでも「私よくがんばった!」と自分を褒めるようにしている。

1日の終わりに「今日も何もできなかった…」と自己嫌悪するより、「今日も1日お疲れ様!」と自分を労ったほうがずっとずっと毎日が穏やかに過ごせる。そのほうが、私も家族も幸せだということに、やっと気がついたのだ。

変わっていく自分を楽しんでいきたい

うまくいかない時、変化が大きくてついていけないと感じた時に苦しいと感じるのは、不安がついてくるからだと思う。

不安の原因は、自分の意思通りに事が進まないから。自分でコントロールできないほど、怖いことってない気がする。

不安で怖い時こそ、もがいてなんとか流れから抜け出そうと頑張るんだけど、必要以上に頑張りすぎて息切れしそうになって、思い通りに動けない自分の弱さに打ちのめされて。流れにうまく乗れない自分がどんどん嫌になっていく。

そういう時こそ、流れを乗りこなそうとするんじゃなくて、「ま、自分ってこんなもんだよね」といい意味で諦めて、ぷかぷかと浮いて流されてみることも必要なのかもしれない。

変化はいつだって苦しい。けど、その流れの中で自分の新しい面に気がつくこともできる。思いがけない気づきに出会うこともある。

どんな変化も時が経てば必ず慣れる。焦らず、無理せず、ぷかぷかと流されていった先も案外楽しいものかもしれない。

今週末には出産のために、また実家に里帰りする。その数ヶ月後には、2人目育児も始まっていることだろう。変化はまだまだ続きそうだけど、無理はしないと今から決めている。流れに任せて、新しい生活に慣れていければそれでいいと思っている。

そうして、今日もなんとか、暮らしています。